屋久島の旅 最大の目的は・・・

3/14-21の屋久島取材で屋久島ダイビングライフさんでお世話になった

前回の続き

そう、屋久島の旅最大の目的は
2種類のテッポウエビを撮影するためだった。
Alpheus soror Bruce, 1999 
Alpheus tricolor Anker, 2001

Alpheus soror のほうは
アクアリストの間で
通称:ヒノマルテッポウエビという流通名で呼ばれており、英名ではBullseye Pistol Shrimpというのが一般的らしい。
観賞用としても人気のあるエビだ。

日の丸と呼ばれるように、このエビには丸い大きな眼状斑があるのが特徴だ

しかし、ゼロ戦にヒノマルを背負ったエビが棲んでいるというのも
なんとも感慨深い話だ。

もう一つAlpheus tricolor は原崎さんが通称で呼んでいる名で:オーロラテッポウエビ(和名はまだない)
私、個人的には良い呼称だと思う

前回はつい、クラゲに浮気をしてしまったが、
ここ屋久島でなければ
世界中探してもこんなに簡単にこの2種類の特徴あるエビを撮影できる場所は
そうそうないだろう(おそらく)。

2本目、こんどこそテッポウエビの撮影に向かう
まずは Alpheus soror Bruce, 1999 通称:ヒノマルテッポウエビを狙おうと決めた。(和名はまだない)
向かってみると、いたいた

Alpheus soror

全然見えない 参った!Alpheus soror

しか~し
少し陰になった場所でかろうじて一部が見えているだけで
全く動かない・・・・・ヒノマルが写らないと意味がないのだ~

水深20mで40分くらい粘ったが、警戒しているのか置物のように微動だにしない
想像していたより手ごわいか?
それとも、私がクラゲに浮気したのが気に触ったのか・・・・

とりあえずヤケ酒だ~
しかし高久家のご飯はむちゃうまでした!!ご馳走様です!!

2日目
今日は至君には悪いが、クラゲが居ようと居まいと、まずはテッポウエビに向かうのだと密かに心の中では決めていた。
入ってみると2日連続してクラゲだらけ~(ちょっと浮気心が覗いたが)
水面移動の途中、クロタチカマス?の幼魚らしい姿があって・・・さらにどうしようかと・・・
いや、今はやはりテッポウエビだ~と心に決めて向かった。

10分ほどかけて現場に到着。
昨日とほぼ同じ場所にちゃんと居る。

でも、昨日とは違ってすでに体の8割ほどが見えている。
あとは尾が出てくれば全身だ~

しかも1匹は活発に動いていて、
もしかしたら全身拝めるかも。

粘って粘ってそしてようやくそのチャンスが来た!

Alpheus tricolor Anker, 2001

Alpheus soror Bruce, 1999 撮影地:一湊タンク下

気づいたらトータルで44カットを撮影していた。
そのうち全身が抑えられたのは4カット、正面から20カット、後はもう一匹が被っていて微妙~
でも図鑑に使えそうなカットはこれで撮れたと思う。

そして、もう一つのエビとは、
実はこのヒノマルの20cmくらい隣に同じように棲んでいるのだ
Alpheus tricolor Anker, 2001 原崎さん通称:オーロラテッポウエビ(和名はまだない)というエビ
日本での出現は今のところ宮古島とここ屋久島しか私は知らない。
宮古島はアクアストーリーのクニさんの情報だ。

そしてこちらは3日目に狙うことにした
3日目、水面にクラゲはいなかったので
そのまま向かうことに。
30分ほど待った時、ようやくそのチャンスが来た!

Alpheus tricolor Anker, 2001

Alpheus tricolor Anker, 2001 撮影地:一湊タンク下

どちらもクリーニングステーションとなるような場所で見られている。
記載された両論文を見る限り、そのようなことは書いていないが、
もしかしたらクリーニングでもするのだろうか?
どなたか、そのようなシーンを撮影された場合は是非御一報ください。

この2つのエビの学名に関しては、
テッポウエビの巨匠 串本海中公園の野村恵一先生に御教示いただきました。

《使用機材》
INON X-2 for 60D
CANON EOS 60D
CANON EF100mm f/2.8L Macro IS USM
INON S-2000×2灯
INON LE550-W

《アーム類》
INON ZアダプターMV×2
INON フロートアームS×2
INON クランプⅢ×5
INON ダイレクトベースⅢ×2
INON ダイレクトベースⅢアダプターM6×2


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月曜日, 4月 16th, 2012 甲殻類 コメントはまだありません

久々にブログ更新。そして浮遊系復活

前回の更新よりついに3ヶ月が開いてしまった。
取材が続き、とうとう先月はたった1日しか家におれず、3歳の娘に「パパのお家は今どこにあるの?」
と聞かれて、思わず答えに詰まり、ショックを隠しきれないまま、「仕事だから居ないんだよ、ごめんね」とつぶやくのが精一杯だった。

3/14-21 屋久島取材
屋久島は私にとって実は初めての場所で
以前から行きたかった島。

大瀬仲間の 高久至君が大瀬崎の後に家族で移住した場所で、
彼は屋久島ダイビングライフという現地サービスを開きながらすばらしい写真を撮っている。
そしてまた、屋久島ダイビングサービス森と海の原崎森さんという、
これまた屋久島の海を愛してやまない強力なガイドさんたちがいる島だ。

今回の屋久島の目的は
今年5-6月頃刊行予定で(でも私の原稿書きが進んでいないが・・・)
海の甲殻類と同じく、文一総合出版から出る新しいエビだけの本の掲載種の撮影の為の完全プライベート取材。

そして、あわよくばこの時期から出現するという
浮遊系の面子に出会えればと密かな希望を持ちながら、
JALの羽田-鹿児島-屋久島便で向かったのだった。

そんな私を至君とそのご家族(照美さん・一路君)が快く受け入れてくれた。

初日、まずは最大目的の通称:ヒノマルテッポウエビ狙いでゼロ戦へ向かう為に14リットルのタンクを背負って屋久島のビーチ人気ポイント「タンク下」を潜る。

14 Mar 2012- 21 Mar 2012
I went to Yakushima Island in Japan.
Because, It’s taking for some shrimps on my new book.
The first day, At first I went to for maximum objective to the beach of popularity point “tank-sita” at Yakushima.
I went to the “Zero fighter” on bring a 14liters tank, that I taking for photographs of “Hinomaru-Alpheus”.

屋久島の人気ビーチポイント タンク下

屋久島の人気ビーチポイント タンク下 右手に見えるのがその名の由来のタンク

エントリーしてすぐその目的却下(笑)
本当にいいのか?それで~
なぜなら、水面はクラゲだらけ~浮遊系バンザイ!!
ということで120分近く水面付近を漂うことに

I did entry. But, I changed a purpose at soon.
Because, The surface had full of jellies. Wow! Great!
Therefore, I drifted on the surface of the water for approximately 120 minutes.

くらげだらけ

エントリーしてすぐ クラゲだらけだ~

なんだか、凄いぞ!
私的には初撮りの
ギボシムシのトルナリア幼生(マニアックすぎですね)
まるでクシクラゲだ~

Somewhat so great!
It’s first for me Krohn-stage tornaria larva of Acorn worms.
It’s looks like a Ctenophora.

ギボシムシのトルナリア幼生(クローン期)

ギボシムシのトルナリア幼生(クローン期) 撮影場所 屋久島 タンク下

そして水深たった3mにディープな世界も・・・
and, It had the deep world to only 3m.
This is Bathothauma lyromma of Deep Species.
It’s so unbelievable!!

クジャクイカ亜科

クジャクイカ亜科 メナガイカ属 メナガイカ Bathothauma lyromma Chun, 1906

続く
to be continued

《使用機材》
INON X-2 for 60D
CANON EOS 60D
CANON EF100mm f/2.8L Macro IS USM
INON S-2000×2灯
INON LE550-W

《アーム類》
INON ZアダプターMV×2
INON フロートアームS×2
INON クランプⅢ×5
INON ダイレクトベースⅢ×2
INON ダイレクトベースⅢアダプターM6×2


Phycocaris simulans at Osezaki

Phycocaris simulans at Osezaki

大瀬館マリンサービスの鈴木君が大瀬崎で
とんでもないものを見つけました。
モエビ科の仲間で
フィコカリス・シムランス(和名なし)
Hairy Shrimp (英名)
Phycocaris simulans Kemp, 1916(学名)
今までインド・西太平洋の熱帯・亜熱帯域でしか見つかっていませんでしたが北限になるかもしれませんね~
撮影した個体はメスでお腹にあふれるような卵をいっぱい抱いていました。

Mr.Ryotaro Suzuki found Hairy Shrimp,Phycocaris simulans at Osezaki Izu peninsula Shizuoka JAPAN.
He is nice dive guide and chief of The Osekan Marine Service.
Phycocaris simulans was found only at tropical zone of The Indian Ocean and The West Pacific ocean.
May be, this things is observations the northern limit.
This individual photo is female and it’s overflowing a lot of eggs from abdomen.

//equipment//
CANON EOS 5Dmark2
CANON EF100mm f2.8 Macro USM
Nexus 5Dmark2
Nexus Macro port 105VRMF
INON Z240×2
INON Z Adapter MV×2
INON Stick Arm body XS×2
INON Clamp III×4
INON Multi Direct Base II×2


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火曜日, 1月 10th, 2012 甲殻類 2件のコメント

和名がついたライデンテナガカクレエビ

ライデンテナガカクレエビ

Cuapetes lacertae (Bruce,1992)

海の甲殻類 P48の上段でホンカクレエビ属の一種Periclimenes sp.1として掲載していたエビが、この度、千葉県立中央博物館 海の博物館の奥野淳兒先生によってCuapetes lacertae (Bruce,1992) 新称:ライデンテナガカクレエビとして寄稿されました。
現在までに国内では西表島、奄美大島、沖縄本島で、海外ではオーストラリアのリザード島、パプアニューギニア、ロイヤリティー諸島などから標本による報告がなされています。

このグループはよく知られるオシャレカクレエビなども含め、近年はホンカクレエビ属(Periclimenes)からテナガカクレエビ属(Cuapetes)に変更されています。

文献:
Record of a pontoniine shrimp,Cuapetes lacertae(Bruce,1992) (Crustacea:Decapoda:Palaemonidae) from the Ryukyu Islands, Japan, with notes on its branchial formula and intraspecific morphological variation
Junji Okuno and Yshihisa Fujita
Biogeography Vol.13,pp.19-23 September 20,2011


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水曜日, 12月 28th, 2011 甲殻類 コメントはまだありません

あると便利なINON Z-240用グッズ

寒くなってくると、グローブも徐々に厚みのあるものを使うようになる。
そんな時にZ-240やD-2000ストロボのE.Vコントロールスイッチはつまむという操作がしにくいと感じる人はいませんか?
(特に5mm厚以上のウインターグローブや流氷ダイブなどで使用する3本指のミトングローブを利用している場合)

そこで、海外で見つけた便利グッズXit 404 Strobe Knob for INON Strobesという樹脂パーツ
これはZ-240のE.Vコントロールスイッチにかぶせて、六角ネジで固定すると言った単純なものだ。
しかし、使ってみると普段使いでもこちらの方が圧倒的に操作しやすくなった。
海外では25ドルほどで販売されている物で、パーツの仕上がりの割には少し高く感じるが
あれば便利な代物だ。

Xit 404 Strobe Knob for INON Strobes

Xit 404 Strobe Knob for INON Strobes

そして、もう一つはストロボ保護と本体の重量軽減に役立つストロボカバー。
5mmネオプレーン製でZ-240やD-2000に対応している。
発光時の熱が本体内部にこもらないよう、ネオプレーンの真ん中が空洞になっている。
全部覆っていると発光時の熱が内部にこもり、回路に悪影響を及ぼす可能性があるそうだ。

ストロボカバーD/Z


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本を買って被災地支援プロジェクト
第1弾といたしまして20,700円
2011/9/20 お振込みいたしました